石臼を手で持ち上げた状態で数色の色ガラスを挽き、挽き終えたガラスを各目の篩で粒ごとに分けます。各種ふるい分けられたガラス粉をブレンドし、独特の粉が生まれます。
灯油式バーナーをつくる職人さえも今は数えるほどしかいません。煤が入りにくく、カロリーが強い灯油バーナーを使用することによってガラスに照りが出ます。また風などの影響で少しでも悪い火になれば作れません。火の加減、粉を散らす火の中の位置、当て方、感覚、視覚など「寧楽ガラス」の製作は全てが必要とされます。